日曜日, 2月 21, 2016

マンションの最大のメリット?!ディスポーザー『プラウドシティ阿佐ヶ谷』 そ の2

マンションと戸建住宅、どちらがいいか考えたときに、両者ともにそれぞれ良いところ悪いところが色々あると思います。


その中で、マンションでは出来るけど、戸建住宅ではできないものの一つに『ディスポーザー』があります。


ディスポーザーとは、いわゆる生ゴミ処理機のことで、キッチンのシンクの排水口に設置されます。


一部卵の殻や繊維質のタマネギなど例外を除き、ほとんどの生ゴミをキッチンのシンクの排水口から流して捨てることができちゃいます。


これがあることで生ゴミがほとんどでなくなり、家庭からでるゴミが乾いた匂いのしないもののみとなるため、かなり衛生的です。


使用されたことのある方はご存知かと思いますが、一度体験してしまうとディスポーザーがない生活に戻れない?!なんて思えるくらい便利なんです。


では、なぜマンションにはディスポーザーが設置できて戸建住宅には設置できないか。


それは、コストの問題です。


ディスポーザーには、処理槽と呼ばれるマンションの各家庭で粉砕された生ゴミを保管、処理する大きなタンクが必要であり、その仕組み自体が高額であること、また、そのタンクの定期的なメンテナンスにもお金がかかります。


マンションのように複数世帯が分担すればそのコストはそんなに大きくないのですが、やはり戸建住宅に導入するにはコストがかかりすぎるのが現状です。(戸建住宅用の簡易ディスポーザーもありますが、そんなに普及していません。)



この



プラウドシティ阿佐ヶ谷



にもディスポーザーが設置されています。



※物件HPより。


ディスポーザーが設置される場合は、各マンションの設備を紹介する箇所で上記のように確認できますので、マンションの最大?!のメリットであるディスポーザーの有無は是非調べておきたいですよね。

土曜日, 2月 20, 2016

広く楽しい回遊プラン『ブランズ渋谷常盤松』

マンションの間取りで広く感じさせる工夫の一つに『回遊性のあるプラン』があります。


通常、多くのマンションの間取りでは、玄関があってその先に廊下があり、廊下に面してリビングや各寝室、トイレ、洗面所があります。

それに対し、回遊性のあるプランと呼ばれるものは、廊下からキッチンや洗面所に入ったあと、それとは別の出入口が設けられており、再度廊下に出られるような間取りのことです。



つまりは、『行き止まりのない間取り』です。



この


ブランズ渋谷常盤松


の間取りでも、回遊性のあるプランが採用されている間取りがあります。



※物件HPより。


赤いラインが回遊できる導線となっています。


赤いラインとともに間取りを見ていただくと、この回遊性のあるプランの長所が見えてきます。


1.とにかく家事導線が便利です。

キッチンと洗濯室が隣接しているため、家事の効率良いです。
また、キッチンからリビングを経由せずに廊下に出られる導線もなにかと便利です。


2.空間の広がり出ます。

行き止まりがないことで、空間が連続するため間取りに広がりが出ます。言葉では分かりにくいですが、行き止まりのない間取りを実際に体験してみると分かりますがなぜか広さを感じられます。


3.なんか楽しいです。

小さいお子様がいれば、走り回る(回遊しまくる)ことうけあいです。
大人もなぜか楽しいです。


回遊性のあるプランは、面積が広くないとなかなか計画するのが難しい間取りですが、そんな間取りを見つけた際は、回遊性を感じながら、みていきたいですね。

月曜日, 2月 15, 2016

窓のない寝室ってどう考える??『ステーションツインタワーズ糀谷』

マンションを作るときに守らなければいけない法律に建築基準法というものがあります。

建物の高さを規定したり、地震時に対する建物の安全性や火災時の避難経路の確保など、さまざまな決まりがあります。


その建築基準法の中では、寝室などの各部屋(法律上は《居室》といいます。)の居住性の基準も定められているんです。


その部屋は人が生活する上で必要な採光が確保されているか??換気が取れているか??などです。


通常、採光(=太陽の光を採り入れる)や換気は窓から行うので、各寝室には窓がついていますよね。


やっぱり、大きな窓があって、太陽の光が降り注ぎ、気持ちのいい風が通り抜けて。。
いいですよね!


でも、条件に制約のあるマンションではそのように窓が確保できない場合も多いため、例外的に、窓がない部屋でも、窓がついている他の部屋に繋がっている場合は、OKなんて決まりもあります。


上記のいずれの基準も満たされていない場合は、間取り図では『寝室』と表記することができません。

そのため、『サービスルーム』などと表記されることが多いです。



この


ステーションツインタワーズ糀谷


の場合、



やはり窓が確保できない間取りがありました。

一つの住宅の中に窓のない部屋が2つあり、一つは窓のあるリビングと繋がった寝室、もう一つはサービスルームとの表記になっています。


※物件HPより。



64m2で間口も限られる中、3つの部屋を確保するために、その内2部屋を窓のない部屋とする割切り。


好き嫌いありますが、子供部屋にするには、窓が全くない部屋はちょっとかわいそうかなぁという気がしますし、趣味の部屋にするなら、『アリ』って気もしますし。。


64m2でこの間口ですと2LDKだと各部屋に窓のある間取りも可能そうですよね。


部屋に窓があるに越したことありませんが、窓より部屋数を優先するのか。。そのあたりも考慮しながら間取りをみていきたいものですね。

火曜日, 2月 09, 2016

畳数と収納のバランスとは?『クレヴィア成城』

間取り図を見ていて気になるのって、やはり各部屋の大きさですよね。


表記は畳数で示されており、1畳は約3.3M2で計算されており、概ね畳2枚ほどの広さです。


通常、畳数にはクローゼットなどの収納の面積は含んでおらず、実際に部屋として有効に使える部分の面積を示しています。


ということなので、クローゼットが大きければ部屋は小さくなり、逆に、クローゼットが小さければ部屋が大きくなるということですね。


収納も欲しいし、部屋も大きいほうが良いし。。

バランスが重要ですよね。



この


クレヴィア成城


の場合、



クローゼットがかなり小さく計画されているように見受けられます。


※物件HPより。


バランスが重要と申し上げましたが、この間取りの場合、収納より部屋の大きさを重視したようですね。


もしかしたら、一般的なクローゼットのサイズ(だいたい幅が80cm〜1Mくらいのものが多いと思います。)にすると、5.0畳と表記されている部屋が4.7畳とか4.6畳になることを、間取りを製作者が嫌ったのかもしれませんね。


部屋の大きさは、ものすごく気になるところですが、畳数とクローゼットとのバランスも気にしながら、間取りを見ていくとまた新しい発見があるかもしれませんね。

木曜日, 2月 04, 2016

ワイドスパンの間取り、買いです。『オーベルアーバンツ日暮里』

敷地の条件や様々な法規制により、一般的なマンションの一つの住戸の間口は、6M程度のものが多く、特に大規模な物件になるとそのような間口となる傾向が強いです。
 

例えば、限られた間口の中で3LDKの間取りを考えると、どうしても田の字プラン(バルコニー側にリビングと寝室が一つ、共用廊下側に寝室が2つ。"田"の字のように部屋が配置される間取り)となってしまいがちです。


田の字プランの最大の欠点は、大きく2つです。

⚪︎共用廊下(いろんな人が通ります。)側に寝室が2つあり、プライバシー性が低い。

⚪︎共用廊下側は、バルコニー側と反対となり、日当りが悪いことがほとんどで、共用廊下側にある寝室の日当りが悪い。


やっぱり、プライバシー性が高く、日当りのよい寝室のほうがいいですよね。


そのためには、共用廊下側に寝室がない間取りにする必要があります。


それが実現されるのが、ワイドスパン住戸(かつ、角住戸であるとさらに良し。)です。


正確な定義はわかりませんが、通常6M程度の間口の住戸が多いのに対し、ワイドスパン住戸は、8〜9M以上の間口があります。


間口が広いと共用廊下側に寝室を配置しない間取りが可能となります。


この


オーベルアーバンツ日暮里


は、ワイドスパン住戸で角住戸が売りの一つで共用廊下側に寝室のない素敵な間取りになっています。



※物件HPより。


どうですか?

リビングや寝室が、玄関のある共用廊下側と反対に並べられ、窓がたくさんあり、共用廊下からの視線が気になることはありません。


また、下記は1LDKの間取りです。

窓が多くプライバシー性もあり、なによりお風呂にまで窓がついています。

素敵ですよね。



※物件HPより。


ワイドスパン住戸の場合、上記のように、窓が多くプライバシー性の高い間取りとなっていることが多いので、ワイドスパンの住戸を見つけたら、それは買い!物件かもしれませんよ。

水曜日, 2月 03, 2016

本物志向の突板(つきいた)と『ディアナコート浜田山』

マンションの住戸内の内装仕上材の現状といろいろなマンションを比較するときの知識についてです。


多くのマンションの住戸内の内装材は、ビニル製品がほとんどです。


例えば、壁や天井に貼られる壁紙(クロス)はビニル製ですし、床に貼られるフローリングも基材こそ木製(ベニヤ板)ですが、表面には木目にプリントされたビニルシートが貼られたものが多く流通しています。

また、扉なども木目のものが多いですが、ほとんどが木目にプリントされたビニルシートが貼られたものです。



その理由としては、


○コストが安い。

○メンテナンス性(掃除がし易く、傷がつきにくいなど。)がよい。

○ものによっては、見栄えも悪くない。


が主です。



それぞれの方の好みにもよりますが、壁も天井も床も扉もビニル製品。。。

見た目は木目であっても木目にプリントされたビニル製品の内装材に囲まれているのも不思議な感じです。



そんな中、この


ディアナコート浜田山


の場合、


住戸の内装材に突板が使われているようです。



※物件HPより。


突板とは、薄くスライスした天然の木材を貼りつけたもので、薄いとはいえ、本物の木材を使用していますので、肌触りや色ツヤ、香りなど、やはりプリントされたビニル製品とは異なります。

何より空間に与える居心地のよさ、高級感、本物感等が違います。

(この感覚はすごく分かりづらいですが、例えば、高級ホテルってどこか普通のホテルと雰囲気が違うかと思いますが、その一因として使用してる内装材量が本物であるということがあると思います。)


もちろん突板にも良いところばかりではなく、コストが高く、メンテナンス性に劣る(傷つき易かったり、風化し易いですが、それを"味"と考えられる人もいます。)などデメリットもあります。

まさに、ビニル製品と真逆ですね。



好き嫌いが分かれるので、どちらが良いかは一概には言えませんが、そんな違いを知っておくのもよいかもしれませんね。

火曜日, 2月 02, 2016

二重サッシの考え方『プラウドシティ大田六郷』

下は、プラウドシティ大田六郷の間取り図です。


※物件HPより。


間取り図を見て、他の物件と少し違った表現の箇所がありますが、お分かりになりますでしょうか?


そうなんです。


タイトルにもありますように窓の部分にサッシが2つ描かれていまして、これってサッシが2重になってることを表しているんです。


もう少し具体的に言いますと、通常のサッシ(どんなマンションにもついている窓)の内側にもう一つ同じような形状のサッシ(窓)がついている状態です。


そもそも窓(つまりはコンクリートの壁に開けられた孔の部分です。)には、太陽の光を室内に取り込んだり、景色を眺めたり、新鮮な空気に入れ替えたり。。と様々な役目があるのですが、欠点もあります。


それは、外気(寒さや暑さ)が入ってきたり、外の騒音が入ってきたりすることです。


通常の環境であれば、サッシが一つついていれば、ほとんどの外気や騒音はシャットアウトできるのですが、本物件にサッシが2つついているということは、2つないと補えない欠点があるということです。(逆に言えば2つ付けることで欠点がなくなっている訳です。)


今回で言えば、敷地の隣に鉄道が通っているため、その騒音対策と考えられます。


もちろん、騒音を予測/検討して、2重サッシを採用し問題ないマンションになっている訳ですから、どのくらい音がシャットアウトされているのか、モデルルーム等に行った際は確認したいですね。


ちなみに部屋の中の音は、2重サッシで相当程度シャットアウトされると思いますが、外部になるセントラルパークやプラザパークなど敷地内共用スペースについては、音を防ぐということがなかなか難しいので、現地等での確認が必要かと思います。