水曜日, 2月 03, 2016

本物志向の突板(つきいた)と『ディアナコート浜田山』

マンションの住戸内の内装仕上材の現状といろいろなマンションを比較するときの知識についてです。


多くのマンションの住戸内の内装材は、ビニル製品がほとんどです。


例えば、壁や天井に貼られる壁紙(クロス)はビニル製ですし、床に貼られるフローリングも基材こそ木製(ベニヤ板)ですが、表面には木目にプリントされたビニルシートが貼られたものが多く流通しています。

また、扉なども木目のものが多いですが、ほとんどが木目にプリントされたビニルシートが貼られたものです。



その理由としては、


○コストが安い。

○メンテナンス性(掃除がし易く、傷がつきにくいなど。)がよい。

○ものによっては、見栄えも悪くない。


が主です。



それぞれの方の好みにもよりますが、壁も天井も床も扉もビニル製品。。。

見た目は木目であっても木目にプリントされたビニル製品の内装材に囲まれているのも不思議な感じです。



そんな中、この


ディアナコート浜田山


の場合、


住戸の内装材に突板が使われているようです。



※物件HPより。


突板とは、薄くスライスした天然の木材を貼りつけたもので、薄いとはいえ、本物の木材を使用していますので、肌触りや色ツヤ、香りなど、やはりプリントされたビニル製品とは異なります。

何より空間に与える居心地のよさ、高級感、本物感等が違います。

(この感覚はすごく分かりづらいですが、例えば、高級ホテルってどこか普通のホテルと雰囲気が違うかと思いますが、その一因として使用してる内装材量が本物であるということがあると思います。)


もちろん突板にも良いところばかりではなく、コストが高く、メンテナンス性に劣る(傷つき易かったり、風化し易いですが、それを"味"と考えられる人もいます。)などデメリットもあります。

まさに、ビニル製品と真逆ですね。



好き嫌いが分かれるので、どちらが良いかは一概には言えませんが、そんな違いを知っておくのもよいかもしれませんね。

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