木曜日, 1月 14, 2016

バルコニーの大きさの秘密、ポイントは2M『ガーデンヒルズ四谷 迎賓の森』

大きなバルコニーがあれば、テーブルとイスを出してお茶をしたり、夏にはプールを出して子供を遊ばせたり、大好きなガーデニングで癒しの空間を作ったり。。

大きなバルコニーって素敵ですよね。

でも、大きなバルコニーのあるマンションってほとんどないってこと、ご存知ですか?(ルーフバルコニーと呼ばれる屋根のないバルコニーであれば大きなものはありますが。。)

その秘密は建築基準法の中にあり、奥行き2M以上の大きなバルコニーを作るとの住宅室内の面積を小さくしなければならないことになってしまうのです。

これは容積率と呼ばれる規定で、その敷地に建てられる建物の最大面積(広さ)が決まっているからです。(例えば、敷地の300%つまり3倍の最大面積を持つ建物までは建ててよいなど、地域によって数値で定められています。)

通常のバルコニーであれば、バルコニーの面積を容積率で定められた最大面積の中に含めなくてよいのですが、これが大きなバルコニー(奥行きが2M以上のもの)になると最大面積に含めなくてはならないため、結果的には住宅室内の面積を小さくしなければならなくなります。


そこで、デザイナーとしては住宅室内を小さくすることなく、大きなバルコニーを実現するために工夫をするわけです。

この


ガーデンヒルズ四谷 迎賓の森


の場合、

『奥行き2M以上』にならないようにバルコニーをL字型としたわけです。



※物件HPより。

どうですか。確かにL字型にすることで、奥行きは抑えられていますが、普段よく目にするバルコニーより随分大きなバルコニーですよね。

この手法はその他の法規制や敷地条件により使えるときと使えないときがあるので、こういうちょっと大きなバルコニーを見つけたら、恵まれた条件にあるマンションなわけで、希少性が高いですよね。

バルコニーの大きさという点で色々なマンションを比較してみるのも面白いかもしれませんね。

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