マンションの建築計画の中でバルコニーの大きさをどのように決めるかというと、
諸条件:
敷地の条件(南側にバルコニーがあるといいなぁ〜)
や
間取りとの関係(リビングの前にバルコニーが欲しいな)
や
建築法規等による規制(火災時にバルコニーから避難するためにはこの位置にバルコニーが必要だぞ)
などなど、様々な条件を鑑みて決めるのですが、その大きさ(広さ)を決定する一番の要素とは、
《『ガーデンヒルズ四谷 迎賓の森とバルコニーの大きさの秘密、ポイントは2M』》
でも述べましたように、建築基準法にある“容積率の規定“による制限です。
ある敷地に建てられる建物の大きさは、容積率という規定でその最大面積が定められてます。
例えば、ディベロッパーが、ある敷地に大きなマンションを建てて、たくさんの住戸を作って販売したくとも容積率の規定があるため、作れる住戸の数には限りがあるわけです。
バルコニーの大きさと上記の容積率とがどういう関係にあるのかと言うと、ある一定規模までのバルコニーであれば、容積率で制限される面積に含めなくてもよいという規定があり、逆に言えば、あまりバルコニーが大きいと容積率により限りある数しか作れない住戸がさらに減ってしまうということになるのです。
そこで、一定規模とは、どの程度かといいますと、バルコニーの奥行きが2M以下のものと定められています。
つまり、通常のバルコニーは、2M以下のものが大半を占めるということになります。
この
シティテラス品川イースト
を見ていただきますと、部分的ではありますが、バルコニーが2M以上あます。
※物件HPより。
どうですか?あまり他のマンションでは見かけないくらい広くないですか?
現状の建築法規では、なかなか条件が揃わないため2M以下のバルコニーのマンションがほとんどですので、2Mを超えるバルコニーのマンションを見つけたら、そのマンション、希少性もあり、ちょっとお得ですよ。
(もちろん、希少性があるだけでなく、実際の広さ的にも2M超えのバルコニーってかなり広いですよ。)
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