水曜日, 1月 20, 2016

外壁タイルからわかるマンションのお得度『ブランズシティ久が原』

例えば、どちらも気になるマンションがすぐ近くに2棟あったとしたら、何を基準に選びますか?

基準は人それぞれいろいろあると思いますが、なるべくお得で資産価値のあるマンションを選びたいって基準の方もいらっしゃると思います。

「資産価値」と一口に言っても、これもまたいろいろな基準があると思いますが、


「資産価値がある」=「建設費が適切に確保された長く好きになって住むことのできるマンション」


という視点からみたときのお話です。


報道等にもありますように、昨今の建設費の上昇により、なかなかマンション事業者(=デベロッパー)が想定する建設予算内での工事契約が成立しない。。そのようなことが最近は多くなってきているかと思います。

その場合、デベロッパーは、建設費を予算に合わせるために物件のグレード(仕様)を下げる作業を行います。

まずは、重要度の低い部分(例えば、共用部内の裏の通路など人の目につかないところや、外壁で道路など外からほとんど見えない部分の仕上げ材など)から始まり、それでも足りなければだんだんと重要度の高い部分(例えば、住宅の廊下が大理石貼りだったものをタイル貼りにしようetc)のグレードダウンの検討へと続きます。


そのグレードを下げる作業の中でも、外壁の仕上げ材(マンションではタイルが使われることが多いですね。)って、使用されている範囲が多いためグレードを下げることによるコストダウンの効果が大きいため、タイルのグレードを下げることは頻繁に行われます。


この


ブランズシティ久が原


の場合、


外壁に2丁掛けタイルと呼ばれる種類のハンドメイドタイルが使われています。

※物件HPより。


この2丁掛けタイルと呼ばれるタイルは、タイルの中のグレードとしては、なかなかのもので、そのサイズ感や風合い等から高級感があり長い間古びることが少ない質の良いタイルです。

同じタイルという素材の中でも、安い種類のタイルは他にもあるので、当然予算が厳しければ使わないものですが、本物件では採用されています。

つまりは、建設費の予算がある程度適切に確保されていると推測することができます。

建設費が適切に確保されていれば、マンションの各部分へコストが適切に配分され、そのマンションは長く好きになって住めるようなグレード・品質のものになる確率が、そうでない場合よりは高くなります。


もちろん外壁タイルのグレードがよいからマンション全体のグレードがよいとは限りませんが、仮に検討しているマンションが複数ある場合、「適正な建設費」という観点での判断の一つとしてもいいかもしれませんね。

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